人間ドック
人間ドック
多くの疾患は、早期に自覚症状はなく、症状が現れた時にはすでに病状がかなり進行していたというケースも少なくありません。人間ドックは、通常の健康診断と比べて、より多くの臓器を対象に詳しい検査を行い、生活習慣病をはじめ自覚症状のない病気を早期に発見することが期待できます。早期発見、早期治療の重要性を理解し、定期的に体の総点検をしましょう。
・日曜日に人間ドックを受けられます。
・当日で相談し、希望の項目を随時に追加できます。
・診察時に著明異常を認める場合(高血圧、高血糖、ピロリ菌感染など)、すぐ保険診療にて処方は可能です。
・精査が必要な方は速やかに高度医療機関へ紹介可能です。
項目 |
意義 |
問診 |
既往、自覚症状など健康状態を問診する。 |
身体測定 |
身長と体重を測定し、主に肥満の有無を判定する。 |
腹囲 |
へその高さで呼気時に測定(立位)。腹囲は内臓脂肪の量と関連する。 |
BMI |
「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で求めることができます。 標準値は22-24.9で、25以上は肥満 |
血圧 |
高血圧を放置すると、脳卒中など動脈硬化性疾患のリスクとなる。 |
視力 |
裸眼視力、必要あれば矯正視力も調べる。 |
聴力 |
左右別々に低音域1000Hzと高音域4000Hzの聴力を調べる。 |
血液 |
主に貧血、肝機能、腎機能、高尿酸血症、脂質異常症や糖尿病などを調べる。 |
尿検査 |
腎臓病、糖尿病、尿路結石や膀胱炎の病気の発見に役立つ。 |
便潜血 |
陽性の場合、主に消化管の出血性の病気や、大腸ポリープ、大腸がんなどが疑われる。2回のうち1回でも陽性ならば、大腸カメラが推奨される。 |
胸部X線 |
肺炎、肺結核、肺気腫、胸水、気胸、肺がんなど様々な呼吸器疾患の診断。 |
心電図 |
様々な不整脈、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心肥大、心筋症、心不全、心膜炎、心房細動などの診断に有効な検査。 |
呼吸機能 |
肺活量などの指標を測定し、肺気腫、肺線維症や間質性肺炎などの診断。 |
胃カメラ |
食道がんや胃がんの早期発見、逆流性食道炎、ピロリ菌胃炎、萎縮性胃炎、胃・十二指腸ポリープや潰瘍など様々な疾患の診断 |
大腸カメラ |
大腸がんの早期発見、潰瘍性大腸炎、クローン病など炎症性腸疾患の診断。 |
腹部超音波 |
肝臓、腎臓、胆のう、すい臓など各臓器の形状や、腫瘍、結石、脂肪肝の有無を調べる。 |
泌尿器超音波 |
腎臓、尿管、膀胱 |
心臓検査 |
心臓エコー+NT-proBNP +塩分摂取量推測 |
動脈硬化ドック |
頸動脈エコー+ABI+baPWV |
胃ドック |
胃カメラ+胃がんリスク(ABC検診)※ピロリ菌抗体を含む |
大腸がんドック |
便潜血+大腸カメラ+大腸がん腫瘍マーカー |
肺ドック |
喀痰細胞診+呼吸機能+肺がん腫瘍マーカー+胸腹部CT |
前立腺ドック |
前立腺超音波+前立腺腫瘍マーカー(PSA) |
腫瘍マーカー10項目 |
CEA…消化管・すい臓・肺がんなど AFP…肝細胞がん CA19-9…膵がん・胆道がんなど NSE…肺がん SCC… 食道がん・子宮頸がんなどなど CA125(女性のみ)…卵巣がんや子宮内膜症など PSA(男性のみ)…前立腺がん、前立腺炎など シフラ……肺がん・食道がん PIVKAII…肝がん 抗P53抗体…大腸癌、食道癌、乳癌、頭頸部癌、子宮癌、前立腺癌、胆道癌、肺癌、膀胱癌、胃癌、膵癌など NCC-ST-439…膵癌、胆道癌、乳癌、大腸癌、肝癌、胃癌など |
骨粗しょう症 |
ビタミンD測定。痩せ、偏食、身長短縮、更年期女性におすすめ。 |
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基本 ドック |
胃 ドック |
大腸 ドック |
胃・大腸 ドック |
プレミアム 人間ドック |
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問診・診察 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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身体測定 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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視力 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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聴力 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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血液 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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尿検査 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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胸部レントゲン |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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心電図 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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動脈硬化 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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Inbody |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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胃カメラ |
× |
〇 |
× |
〇 |
〇 |
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大腸カメラ |
× |
× |
〇 |
〇 |
〇 |
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腫瘍マーカー10項目 |
× |
× |
× |
× |
〇 |
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料金(税込) |
11,600 |
22,600 |
33,600 |
42,600 |
54,600 |
★当院のカメラドックは内視鏡専門医により実施しています。
★カメラを受けるときに麻酔を希望する場合3000円別料金かかります。
★ポリープ切除する場合は保険診療に切替します。
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検査項目 |
料金(税込み) |
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感染症 |
HCV抗体/HBs抗原・抗体/梅毒 |
5,000円 |
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血液型 |
ABO・Rh型 |
2,000円 |
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腫瘍マーカー |
10項目 |
15,000円 |
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Inbody |
水分、筋肉、体脂肪、内臓脂肪など |
800円 |
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胃ドック |
胃癌リスク評価 (ABC検査) (ピロリ抗体+ペプシノーゲン) |
3,900円 |
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胃カメラ |
15,000円 |
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腸ドック |
便潜血(2回法) |
2,000円 |
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大腸カメラ |
26,000円 |
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| 頭ドック |
頭部CT |
15,000円 |
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頸動脈エコー |
4,200円 |
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軽度認知症評価(MCI プラス) |
24,000円 |
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心ドック |
心エコー |
8,800円 |
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心筋梗塞・脳梗塞リスク評価 (LOX index) |
13,000円 | |
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肺ドック |
呼吸機能 |
2,200円 |
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胸腹部CT |
30,000円 |
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腹部 |
腹部エコー |
6,600円 |
| 女性ドック |
子宮・卵巣エコー(腹壁経由) |
4,200円 |
| 乳腺エコー | 4,200円 | |
| 男性ドック |
前立腺エコー |
4,200円 |
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甲状腺ドック |
甲状腺機能検査(FT3・FT4・TSH) |
4,600円 |
|
甲状腺エコー |
4,200円 |
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レポート |
中国語翻訳 |
5,000円 |
オプション検査の詳細についてご参照してください。
| 項目 | 薬代 |
初診料 |
再診料+ 除菌検査代 |
|---|---|---|---|
| 1次 ボノサップ400 | 7,000 | 1,000 | 6,000 |
| 1次 ボノサップ800 | 8,000 | 1,000 | 6,000 |
| 2次 ボノピオンパック | 12,000 | 1,000 | 6,000 |
| 3次 オリジナル 7日分 | 15,000 | 1,000 | 6,000 |
| 4次 オリジナル 14日分 | 24,000 | 1,000 | 6,000 |
| ペニシリンアレルギー | 要相談 | 2,000 | 6,000 |
ボノサップパック400:ボノプラザン20mg + アモキシシリン750mg + クラリスロマイシン400mg
ボノサップパック800:ボノプラザン20mg + アモキシシリン750mg + クラリスロマイシン800mg
※クラリスロマイシンの用量による400と800の違いは、耐性菌の出現状況や患者の体重、年齢、喫煙などを考慮して選択されます。一般的に、体重が軽い患者や高齢者では400mgから開始し、除菌率向上が期待される場合に800mgを選択することが多いです。
ボノピオンパック:ボノプラザン20mg + アモキシシリン750mg + メトロニダゾール500mg
※メトロニダゾールは嫌気性菌に対して強い抗菌活性を示し、クラリスロマイシン耐性ピロリ菌に対しても有効性が期待できます。ただし、メトロニダゾールには特有の副作用として、アルコールとの相互作用による不快症状があるため、治療期間中の禁酒指導が重要です。
※二次除菌の成功率は一次除菌よりもやや低下しますが、適切な患者指導と服薬管理により約90%以上の除菌率が期待できます。
2次:ボノピオンパック:ボノプラザン40mg + グレースビット200mg + メトロニダゾール500mg +ミヤBM 2錠 (7日間)
2次:ボノピオンパック:ボノプラザン40mg + グレースビット200mg + メトロニダゾール500mg +ミヤBM 2錠 (14日間)

New!!LOX-index(R)は、動脈硬化の進行から脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを評価する血液検査です。動脈硬化の出発点でもある“血管の内側に脂質が取り込まれるメカニズム”に着目しており、 酸化変性を引き起こした酸化変性LDL(LAB/別名:超悪玉コレステロール)とそれと結合して動脈硬化を進行させるLOX-1という2つの物質を測定しています。検査ではLABとLOX-1をかけ合わせた値をLOX-indexとして指標にしております。検査では血中のsLOX-1とLABを測定し、脳梗塞・心筋梗塞発症リスクを4段階で判定いたします。

New!!MCI(軽度認知障害)は健常の状態から認知症を発症するまでの間の段階と考えられ、認知症予備軍といわれています。そのまま放置してしまうと約5年でその半数が認知症に移行してしまうと言われていますが、この段階で適切な予防や治療を行うことによって、認知症発症を防ぐまたは遅らせることができることが最近の研究で明らかになっております。軽度認知症評価(MCIプラス)ではアルツハイマー型認知症の原因の一つであるアミロイドβの蓄積を阻害するたんぱく質や、アミロイドβが蓄積する前のリスクとなる血管の損傷や炎症に関連するタンパク質を調べ、MCIのリスクを測定しています。