肥満外来|神戸市兵庫区|湊川ファミリークリニック|湊川駅徒歩5分の内科・糖尿病内科・消化器内科

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肥満外来

肥満外来|神戸市兵庫区|湊川ファミリークリニック|湊川駅徒歩5分の内科・糖尿病内科・消化器内科

肥満、肥満症、メタボリック症候群について

肥満、肥満症、メタボリック症候群について

肥満

「肥満」とは、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、体格指数(BMI)が25以上の状態です。男女とも標準とされるBMIは22.0ですが、これは統計上、肥満との関連が強い糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)に最もかかりにくい数値とされています。35以上の場合高度肥満に区分されます。

 肥満度分類 

BMI

判定

< 18.5

低体重

18.5 ≤ BMI < 25.0

普通体重

25.0 ≤ BMI < 30.0

肥満(1度)

30.0 ≤ BMI < 35.0

肥満(2度)

35.0 ≤ BMI < 40.0

肥満(3度)

40.0 ≤ BMI

肥満(4度)

 

肥満症

「肥満症」とは、肥満(BMI ≧ 25)があり、肥満が原因ないし関連する健康障害を合併し減量を要する状態。『肥満症診療ガイドライン 2022』による肥満症の診断基準は次のとおりです。

肥満

肥満症

BMI ≧ 25kg/m² 1)BMI ≧ 25kg/m²
2)11の健康障害※のうち、1つでも当てはまる場合
OR
3)減量を要する健康障害をともないやすい高リスク肥満
OR
4)腹部CT検査によって内臓脂肪型肥満と確定診断された場合

1に当てはまるうえで、2~4のいずれかに該当する場合は肥満症となります。

11の健康障害
1)耐糖能障害 (2型糖尿病・耐糖能異常など)
2)脂質異常症
3)高血圧
4)高尿酸血症・痛風
5)冠動脈疾患
6)脳梗塞・一過性脳虚血発作
7)非アルコール性脂肪性肝疾患
8)月経異常・女性不妊
9)閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
10)運動器疾患 (変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節、変形性脊椎症)
11)肥満関連腎臓病

肥満症の自己チェック

肥満症かも?と心配しているが、受診を迷っている方は、まず2ステップの「かんたん肥満症チェック」で確認してください。

メタボリック症候群

メタボリック症候群とは、内臓脂肪が過剰に蓄積されていることに加え、血圧上昇、空腹時の高血糖、脂質の異常値などがみられる状態。診断基準は次のとおりです。

必須項目

内臓脂肪蓄積*1*
腹囲*2* 男性 ≥ 85cm;  女性 ≥ 90cm(内臓脂肪面積   男女ともに≥100cm2に相当)

選択項目

(3項目のうち2項目以上)

1.   高トリグリセライド血症*3*≥ 150mg/dL  
             かつ/または
     低HDLコレステロール血症< 40mg/dL  
2.   収縮期血圧≥ 130mmHg
                 かつ/または
       拡張期血圧≥ 85mmHg
3.     空腹時高血糖≥ 110mg/dL

*1*  CTスキャンなどで内臓脂肪量測定を行うことが望ましい。
*2* 腹囲は立位・軽呼気時・臍レベルで測定する。脂肪蓄積が著明で臍が下方に偏位している場合は肋骨下縁と前上腸骨棘の中点の高さで測定する。
*3*  高トリグリセライド血症・低HDLコレステロール血症・高血圧・糖尿病に対する薬剤治療を受けている場合は、それぞれの項目に含める。
* メタボリック症候群と診断された場合、糖負荷試験がすすめられるが診断には必須ではない。

メタボリック症候群判定

判定
説明
基準該当
必須項目に該当選択項目が2つ以上該当
予備群
必須項目に該当選択項目が1つ該当
該当
必須項目に該当選択項目該当なし、または必須項目に該当なし

メタボリックドミノ

メタボリック症候群では、肥満、特に内臓脂肪蓄積型肥満が病態の上流にあり、遺伝的背景(体質)に環境因子が加わり、各危険因子が経時的に連鎖することで動脈硬化性疾患を発症します。それぞれの危険因子の経時的な連鎖をドミノ倒しに見立てたものが「メタボリックドミノ」の図として表されます。

メタボリックドミノ
メタボリック症候群 – 慶應義塾大学病院 KOMPAS

小児の肥満症

小児の肥満

6歳~18歳未満の小児で肥満度が+20%以上、かつ体脂肪率が有意に増加した状態(BMIは使用しない)。

体脂肪率の増加
 男児:年齢を問わず25%以上  
 女児:(11歳未満)30%以上     
    (11歳以上)35%以上

肥満度={(実測体重ー標準体重) / 標準体重}✕ 100

小児の「肥満症

定義

肥満に起因ないし関連する健康障害(医学的異常)を合併するか、その合併が予想される場合で、医学的に肥満を軽減する必要がある状態。

診断項目

・A項目:肥満治療を必要とする医学的異常
・B項目:肥満と関連が深い代謝異常
・参考項目:身体的因子や生活面の問題
 ※参考項目は2つ以上あれば、B項目1つと同等とする。

診断基準

5歳0カ月以降の肥満児で下記のいずれかの条件を満たすもの.
(1)A項目を1つ以上有するもの.
(2)肥満度が50%以上でB項目の1つ以上有するもの.
(3)肥満度が50%未満でB項目の2つ以上有するもの.

 [A 項目]
 1)高血圧
 2)睡眠時無呼吸症候群などの換気障害
 3)2型糖尿病・耐糖能障害
 4)内臓脂肪型肥満
 5)早期動脈硬化症

 [B 項目]
 1)非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
 2)高インスリン血症かつ/または黒色表皮症
 3)高総コレステロール血症 かつ/または 高non-HDL-コレステロール血症
 4)高トリグリセライド血症 かつ/または 低HDL-コレステロール血症
 5)高尿酸血症

 [参考項目]
 1)皮膚線条などの皮膚所見
 2)肥満に起因する運動器機能障害
 3)月経異常
 4)肥満に起因する不登校・いじめなど
 5)低出生体重児または高出生体重児

基本方針

①軽度肥満(肥満度20-30%):本人と保護者へ肥満の健康障害について注意喚起し、生活指導を行う。

②中等度肥満(肥満度30-50%):小児肥満症のリスクを検査するため医療機関への受診を勧める。医療機関でのチェック項目として、血圧、血清脂質(TC、LDL-C、HDL-C、non HDL-C、TGなど)、血糖、インスリン、ALT、AST、尿酸を含めるよう依頼する。

③高度肥満(肥満度≧50%):小児肥満症が強く疑われるため小児肥満専門医療機関の受診を勧める。また留意事項として、ウエスト周囲長の測定で、小学生≧75cm、中学生≧80cmの場合、小中学生ともウエスト身長比≧0.5の場合、黒色表皮種がみられる場合、その他、肥満症が強く疑われる症状がある場合は肥満度が軽度、中等度でも高度と同様に考える

標準体重と目標体重

メタボリック症候群の治療は、初期の段階から積極的に介入し、メタボリック症候群の進行を止めることにより、「メタボリックドミノ」のドミノ倒しの駒が倒れるのを止めます。最上流では、個々の症例の生活習慣や体型に応じた標準体重目標体重を設定し、生活習慣の是正、食事・運動療法を指導します。

標準体重

標準体重= 身長( )m × 身長( )m × 22
適正エネルギー = 標準体重( )㎏ × 係数( )kcal/㎏ = kcal/日

係数(kcal/㎏)とは身体活動量のことです。目安は下に示します。
  

程度
職業
係数
やや低い
ディスクワークが主な人・主婦  25~30
適度
立ち仕事が多い職業:農作業・漁業など 30~35 
高い
力仕事の多い職業:土木建築業など 35

標準体重計算ツール

基礎代謝量計算(BMR 計算)

目標体重

目標体重に関しては肥満症の方は現体重の3%高度肥満の方は現体重の5-10%の減量を目指します。この目標を自力で頑張るだけでは実現困難であることが多いです。当院で問題点を同定し、丁寧な食事・運動療法を指導することにより、効率的な減量をお手伝いいたします。

肥満症 高度肥満

25 ≤ BMI < 35.0

BMI ≧ 35
目標設定 現体重の3%以上 現体重の5-10%
減量治療 日々の体重測定+食事療法+運動療法
達成できない場合

食事療法強化
薬物療法導入

食事療法強化
薬物療法導入
減量手術など

当院肥満外来の特徴

当院の肥満外来は、医師や専門スタッフによる医学的アプローチで健康的な減量と生活習慣病予防をサポートしています。単なるBMIや見た目の改善ではなく、生活習慣病の予防・改善を重視しています。

① InBodyによる体組成の精密分析

体重だけではなく、筋肉・脂肪・水分のバランスを評価します。

② 医師による医学的評価

生活習慣病のリスク、内臓脂肪、代謝の状態を総合的に判断します。

③ 個別最適化された治療プラン

食事指導:カロリーカットダウンを丁寧に指導し、継続しやすい食習慣の見直しをサポート。
運動指導:無理なく取り入れられる運動。
タイプ分け皮下脂肪型・内臓脂肪型・隠れ肥満・水太りタイプ
薬物治療 :必要に応じて、食欲抑制や消化遅延作用のある内服薬や注射薬を使用し、効率的な減量を促進
行動療法:過食やストレス食いなどの生活習慣を改善し、長期的に続けられる行動変容を支援
体質改善:サプリメント外来との併用 など、あなたの体質に合わせて提案します。

④見えない変化を目で確認し、経過が数字で分かる

InBodyを定期的に測定することで、体重やBMIだけではなく、体のなかみ(筋肉量の上昇、内臓脂肪の減少、体脂肪率の減少、水分の減少、基礎代謝の上昇、内臓脂肪レベルの減少)が一目で分かります。これらの目で見えない変化を確認するのがとても重要です。

当院は体質の改善を重視し、健康的に体重を減らし、リバンドしにくいダイエットをサポートします。

肥満外来の診療の流れ

1

問診・カウンセリング・メディカルチェック

・体重歴、生活習慣、嗜好品、運動などについて話し合い、肥満の原因をさがす。

・原因に基づきベースの食事・運動療法、及び生活改善の提案をする。

2

検査

・採血、Inbody にて筋肉量、内臓脂肪や基礎代謝の評価を行い、原因をより深く追求する。

実行可能な計画を立てる。

3

効果的で無理のないプログラムの実行

食事日記体重日記をつけ、食欲を抑える薬や脂肪成分の吸収を抑える薬を検討する。薬剤を上手に利用し、食事・運動療法などを続け、肥満を解消していく。

4

アフターフォロー

効果の確認、悩みの相談、体重停滞期のサポート、成功後にリバウンドを防ぐための対策などを全般的にサポートします。

肥満症治療の食事・運動療法

治療の基本は、食事・運動などのライフスタイル改善です。食事・運動療法で効果が乏しい場合に補助的な薬物治療を開始します。保険適応がある場合に希望に応じ、指定病院に紹介します。高度肥満の患者様に、長期的な体重減少と肥満関連疾患の改善を図れるため、胃の一部を切除する外科手術を提案する場合もあります。

始める前の心構え

  1. 成功のカギは買い物習慣から
  2. 体重グラフを記録して変化を可視化し、うまくいかない原因を早く発覚する
  3. 一人で悩まず、ダイエットのプロに相談してみる
  4. 摂取カロリー消費カロリーを考える
  5. ライフスタイルの改善を積極的に改善し、食事・運動・継続の3要素で理想の体をつくる

買い物するときの工夫

  1. 空腹時を避けて買い物へ行く
  2. 買い物リストを作って無駄な購入を防ぐ
  3. すぐに食べられる食品を避ける
  4. 加工度の低い食品を選ぶ
  5. 栄養成分表示を確認する

    食事療法のポイント

    1. 主食はちょっと控えめに
    2. 野菜を350g以上食べる
    3. タンパク質を意識的にとる。目安は1日あたり「体重×1.4〜2.0g」
    4. 低カロリーで栄養バランスの良いメニューを工夫する
    5. 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を含む油を減らし、キャノーラ油、オリーブオイルなど良質の油を適量に使用する
    6. 料理方法ゆでる<網焼き<蒸す<煮る<炒める<揚げる
    7. 小さな器にきれいに盛り付ける
    8. おなかすいたらまずおいしいお茶やスープをゆっくり飲んでから食べる
    9. 早食いをやめてゆっくりよく噛んで食べる
    10. 嗜好品と上手に付き合う
    11.  22時以降の飲食は避ける

    運動療法の3つのポイント

    1. 塵も積もれば山となる。まとまった時間が取れなくても、ながら運動は立派な運動。
    2. 無酸素運動で筋肉をつけて、基礎代謝を高める。
    3. 有酸素運動で脂肪を燃焼させる。
    具体策
    1. 階段を使うように心がけ
    2. 通勤時は一駅分歩く、買い物時は少し遠いスーパーまで歩いて行く
    3. 姿勢を正して、早めに歩く
    4. まとめ買いをやめ、こまめに買いもの
    5. 家事や掃除をこまめに行う

    摂取カロリーと消費カロリーを考える

    しかし実は減量は大変です。1kg減量するには

    ・約7,000kcalのエネルギーのマイナスバランスが必要である。
    ・茶わん1杯分(約150~200kcal)のご飯相当を1日の食事量から減らせば、約1~1.5か月で約1kgの減量につながります。
    ・1日に8千~1万歩のウォーキングを約1か月実施することで、約1kgの減量につながります。「駅では階段を利用する」、「テレビのリモコンは使わない」といったわずかな工夫をお勧めします。

    一人で悩まず、ダイエットのプロに相談してみる

    実は食事・運動療法は続けることが何よりも難しいため、一人の減量治療は上手くいかないことは多いです。努力して体重を減らせても、やめたとたんに「リバウンド」してしまうの可能性もあります。

    健康的に痩せるためには、できるかぎり医師や栄養士の支援を受けながら、一人ひとりに合った食事・運動療法を行います。生活の中に無理なく自然に取り入れるかを工夫することで、食事・運動療法の効果が高まります。

    当院の肥満外来では、食事療法、運動療法、薬物療法を組み合わせた効果的な治療法を提案します。肥満で悩んでいる方はぜひお問い合わせください。

    失敗しやすい例

    ・量は少ないですが、カロリーの高いものを食べてしまう。
    ・栄養バランスが悪い:糖質(ご飯や麺)に偏った食事は血糖値が上がりやすく、脂肪もつきやすい。
    ・まったく運動していない(筋肉量が低く、代謝が悪いため、痩せにくい)
    ・そもそも太っていない(BMI<27, 健康障害のない方は効果が出にくい)
    ・脂肪細胞は、肥大して老廃物を溜め込む状態。いわば「頑固な油汚れ」のようなもので、食事制限や運動を頑張っても、ダイエットの成果が得にくい。

    成功しやすい例

    ・過食や間食などによる過剰なカロリー摂取は避け、腹八分目を守り、バランスのとれた規則正しい食事をとる
    ・厳しいルールはなくても、栄養バランスを考え、できるだけカロリーの低いキノコ、わかめ、蒟蒻、野菜などを摂取する
    歯ごたえのあるカロリーのひくい食事をゆっくり噛む
    ・アルコールを控える
    ・ストレス解消を心がけ、適度な運動で気分転換する
    ・ウォーキング、水泳などの無理なくできる運動を続ける

    Inbody測定結果を生かす食事・運動療法

    InBody(インボディ)は、体成分を多周波数・部位別に測定する体成分分析装置。体重だけでなく、筋肉量・体脂肪量・水分量・部位別筋肉バランスまで細かく測定できます。家庭用の一般的な体組成計と違います。

    項目 InBody 家庭用体組成計
    周波数 多周波数 単一周波数
    部位別測定 あり なし
    推定式 使わない(直接測定重視) 年齢・性別で推定が多い
    医療現場での使用 多い 少ない
    精度 高い 中程度

    Inbodyの測定項目

     

    結果用紙見方のまとめ 動画版  文字版

    測定意義

    ダイエットは単に「体重を減らす」だけではなく、InBody測定で体組成(筋肉量・体脂肪量・水分量など)を可視化することで、より効率的で健康的なダイエットが可能になります。

    • ・「隠れ肥満」や体質を正しく把握 体重やBMIだけでは分からない「筋肉量」と「体脂肪量」のバランスを分析します。隠れ肥満や水太りなど、ご自身の体質タイプに合わせたアプローチが可能です。

    • ・見た目の変化と数値を連動 定期的に測定することで、筋肉量を維持・向上させながら体脂肪や内臓脂肪レベルを減らせているかを数字で確認できます。

    • ・リバウンドを防ぐ指導 基礎代謝量や部位別の筋肉量を可視化することで、リバウンドしにくい無理のない食事・運動計画を立てることができます。

    保険適応のお薬:サノレックス、ウゴービ、ゼップバウンド

    肥満症治療薬(保険適用)には、以下の3種類があります。

    1. サノレックス(内服)
    2. ウゴービ(週1回の皮下注射)
    3. ゼップバウンド(週1回の皮下注射)

    サノレックス

    効能・効果

    高度肥満症(BMI 35以上)の方の食事・運動療法の補助薬です

    保険適応の対象

    (1)BMIが35以上の高度肥満症。
    (2)内分泌性肥満、遺伝性肥満、視床下部性肥満等の症候性(二次性)肥満患者においては、 原疾患の治療を優先。

    用法・用量

    • ・開始用量:1日1回、昼食前に0.5mg(1錠)
    • ・1日最高投与量は3錠まで
    • ・服用期間は最長3ヶ月まで
    • ・1ヵ月以内に効果がみられない場合は内服を中止します。

    ウゴービとゼップバウンド

    GLP-1受容体作動薬「ウゴービ」が2024年2月に、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬「ゼップバウンド」が2025年4月にそれぞれ発売されました。肥満症治療薬としては、約30年ぶりの新薬登場となります。

    効能・効果

    空腹感を抑えて満腹感を高めることで、食事量を減らしカロリー摂取を抑制して体重減少を促します。

    適応

    肥満症の方であればどなたでも使用できるお薬ではなく、適応条件は非常に限定されています。患者様の要件だけでなく、処方医師および医療機関の施設要件をすべて満たす場合に限り、保険適用となります。

    ■患者要件
    1. 高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれか1つ以上の診断がなされている
    2. BMIが27以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する、またはBMIが35以上
    3. 適切な食事・運動療法を実施している
    4. 高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病に対して、適切な治療を実施している
    ■前治療要件

    該当施設にて6ヵ月以上、適切な食事・運動療法(2ヵ月に1回以上管理栄養士による指導含む)を行っても十分な効果が得られないこと。

    ■処方医師要件
    • 医師免許取得後、高血圧症・脂質異常症・2型糖尿病および肥満症の診療に5年以上の臨床経験。

    • 指定学会(日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本循環器学会など)の専門医資格を有すること。

    ■施設要件
    • 内科、循環器内科、内分泌内科、代謝内科、糖尿病内科のいずれかを標榜していること。

    • 指定学会の教育研修施設などに認定されていること。

    • 常勤の管理栄養士が配置され、栄養指導体制が整っていること。

     

    当院は保険適用での処方が行える指定医療機関ではございませんが、適応要件を満たす患者様には高度医療機関へのご紹介が可能です。「ご自身が適応対象となるかどうか」につきましても、どうぞお気軽にご相談ください。

    使用方法と投与スケジュール
    • ・投与頻度:週に1回、毎週同じ曜日に皮下注射を行います。

    • ・増量: 低用量から開始し、効果や副作用の様子を確認しながら段階的に適切な用量へ調整します。

    • ・最大投与期間 :ウゴービは最長68週間まで、ゼップバウンドは最長72週間までとされています。

     

    ウゴービとゼップバウンドの違いはKusuriPro!薬剤師ブログ」をご参照してください。

    1. 比較
    2. 作用機序の違い
    3. 投与方法の違い
    4. 投与忘れ時の対応の違い
    5. 操作方法の違い
    6. まとめ

     

    肥満の自費治療

    肥満の治療は、食事内容の見直しと運動習慣の改善を継続することが基本です。一方で、BMIが30以上で、脂質異常症、耐糖能異常、非アルコール性脂肪性肝疾患などの健康障害を伴う方では、生活習慣の改善に加えて、補助的に薬物療法の使用は相談可能です

    補助薬(内服・皮下注)

    1. 漢方薬

    防風通聖散、大柴胡湯、防己黄耆湯など

    2.メトホルミン

    世界で最も多く使用されている糖尿病治療薬で、60年以上の歴史があります。腸からのブドウ糖排泄の促進、体脂肪の低下、GLP-1を介した食欲抑制効果などが報告されています。また、服用初期に見られる胃腸症状(満腹感など)により自然と食事量が減る効果も期待できます。糖尿病予備軍の方や肥満にお悩みの方にとって、一石二鳥の選択肢となります。

    3. SGLT2

    腎臓でのグルコース(糖)の再吸収を抑え、尿と一緒に体外へ排出させます。1日あたり約100gのブドウ糖(約400kcal相当)、1ヶ月で約12,000kcal相当のエネルギーをカットする計算になります。これは、数値上1ヶ月で約1.7kgの体重減少に相当する効果です。実際に糖尿病患者様がこのお薬を服用し始めた初期(2〜3ヶ月)には、2〜3kgほど体重が減少するケースが多くみられます。

    4.リベルサス

    食欲を自然に抑え、無理のない体重減少をサポートします。肥満にお悩みの糖尿病予備軍の方に非常に適したお薬です。エネルギーの「入り口(食欲)」に直接作用するため、非常に理に適ったダイエットアプローチといえます。

    料金表 初診料2000円、再診料1000円

    薬 剤 薬代

    メトホルミン

    500㎎

    60

    3,000

    100

    5,000

    SGLT2

    ルセフィ2.5mg

    30

    6,600

    ダパグリフロジン5mg

    30

    4,500

    リベルサス

    リベルサス3 mg

    30

    6,600

    リベルサス7 mg

    30

    15,000

    皮下注射

    オゼンピック2mg

    1

    20,000

    ウゴービ0.25mg

    1ケ月

    13,000

    ウゴービ0.5mg

    23,000

    ウゴービ1mg

    30,000

    ゼップバウンド2.5mg

    24,000

    ゼップバウンド5mg

    48,000

    補助薬(皮下注射・点滴)

    ダイエット点滴 ダイエット点滴は、脂肪燃焼をサポートする「L-カルニチン」「αリポ酸」を主成分としています。

    ・L-カルニチン

    脂肪の燃焼を助けるアミノ酸の一種です。体内に十分なL-カルニチンが存在することで、新陳代謝や脂肪燃焼が促進され、効率的なダイエット効果を発揮します。

    ・αリポ酸

    新陳代謝を高めて脂肪燃焼を促すため、ダイエット効果を発揮します。また、強力な抗酸化作用を持ち、増えすぎた活性酸素を除去する働きがあります。アンチエイジング・冷えやむくみの改善・デトックス効果も期待できます。

    料金表  初診料も再診料も無料

     

    シングル

    ダブル

    αリポ酸皮下注

    1,100 (1A)

    1,600 (2A)

    αリポ酸静注

    3,300 (4A)

    5,500 (8A)

    L-カルニチン静注

    3,300(1A)

    5,500(2A)

    ダイエット点滴

    5,500  ※1

    9,900  ※2

    ※1  シングル: 生食100ml+αリポ酸4A)+ L-カルニチン静注(1A) +ビオチン(1A)

    ※2  ダブル: 生食100ml+αリポ酸8A)+ L-カルニチン静注(2A) +ビオチン(2A)

    このような方はご相談ください

    ・糖尿病、高血圧、高脂血症、痛風、脂肪肝などの生活習慣病を指摘されている
    ・腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上ある
    ・BMIが27以上である
    ・お腹が出ているのに、皮下脂肪を少ししかつまむことができない
    ・最近急に体重が増えた
    ・慢性的な腹部膨満感や便秘がある
    ・お腹が空いていないのに食べていることがよくある
    ・過度のいびきや睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるなど

    体重増える原因と対策を考える

    夏場に太る
    1. 清涼飲料水→冷たいおいしいお茶
    2. 入浴後にアイスがおいしい→冷たいおいしいお茶
    3. 冷たいビールがおいしい→冷たいおいしいお茶
    4. 運動量は減る→涼しい部屋でながら運動
    旅行に行くと太る
    1. 朝も夜もバイキング→チョイスメニュー
    2. バスと車移動→動き回る旅行
    3. 2泊3日の旅行→お風呂の前に体重チェック
    昔から早食い
    1. 箸置きを使って途中で休憩を入れる
    2. よく噛まなければならない硬いものを食べる
    3. お茶や水で食べ物を流し込まない
    4. 30回咀嚼法
    つい食べるしまう。もったいないから食べる。
    1. 買い物の量を減らす
    2. 料理の量を減らす
    3. 小さいお皿に盛りつける
    4. 目の前に置かない