
総説
マイコプラズマよっておこる気管支炎・肺炎で、幼児や学童に多くみられます。
症状
・発熱(微熱~38度以上の高熱)や頭痛、倦怠感、疲労感
・咳(空乾が長引くことが多い)や息切れ、呼吸困難
・喉の痛み、胸の痛み、耳の痛み、吐き気、下痢、皮疹
・鼻水などの鼻の症状は比較的少ない
疑うポイント
①咳が1週間以上続く
②夜間の咳で睡眠が取れない
③呼吸が苦しい、息切れがする
④38度以上の発熱が続く
⑤耳や胸に痛みを感じる
このような症状が出た場合にはマイコプラズマ肺炎を疑い、直ちに医療機関を受診するようにしましょう。また、稀ではありますが、中耳炎、気管支喘息、髄膜炎、肝炎、心筋炎、胸膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています。
検査
胸のレントゲン、血液検査、のどぬぐい液の迅速検査など。
治療
マクロライド系の抗菌薬はききますが、ペニシリン系やセフェム系の抗菌剤は無効です。解熱剤、咳止めや吸入薬なども使われています。
注意事項
・マイコプラズマ・ニューモニエという細菌が原因!
・熱が下がった後も長期間続く咳が特徴!
・中耳炎などの合併症に要注意!
・抗菌薬は指示された日まで服薬する!
・手洗い、うがいを徹底して感染予防!




