脂肪肝|神戸市兵庫区|湊川ファミリークリニック|湊川駅徒歩5分の内科・糖尿病内科・消化器内科

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脂肪肝

脂肪肝|神戸市兵庫区|湊川ファミリークリニック|湊川駅徒歩5分の内科・糖尿病内科・消化器内科

脂肪肝脂肪性肝疾患(SLD)とは

肝細胞に中性脂肪が異常に蓄積した状態は脂肪肝と言います。病理検査では5%以上の肝細胞に脂肪滴を占めす場合、脂肪肝と診断します。一方CTや超音波検査などの画像検査では、20%以上の肝細胞に脂肪沈着が生じて初めて脂肪肝と診断できます。

2023年6月に外国の3学会が合同で「脂肪肝(fatty liver)」を「脂肪性肝疾患(SLD)」への変更を提案しました。日本肝臓学会、日本消化器病学会もこの変更に賛同することを発表していました。

原因

・アルコールの過剰摂取
・肥満・過食・運動不足
・糖尿病・脂質異常症
・薬剤:ステロイド剤など
・遺伝的要因
・その他:急激なダイエットによる低栄養性脂肪肝、ホルモン異常、睡眠時無呼吸症候群など

分類

SLDは以下のカテゴリーに分類されます。

.アルコール関連肝疾患(ALD

過剰なアルコール摂取(週に女性で350g以上、男性で420g以上は目安)により生じる肝障害の総称。従来の「アルコール性肝障害とほぼ同義。

2.代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD

飲酒量週に女性で140g未満、男性で210g未満の場合、脂肪肝に加え、肥満、高血糖、高血圧、高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症といった5つの心血管代謝リスク因子のうち、少なくとも1つ以上が当てはまる状態。

3.代謝機能障害アルコール関連性肝疾患MetALD、Metabolic and Alcohol Associated Liver Disease

週に女性で140〜350g、男性で210〜420gのアルコールを摂取しつつ、代謝異常を併せ持つ患者。

4.代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)

MASLDに該当し、肝炎が生じている場合。従来の「NASH」と同義。放置すると肝硬変や肝がんに進行する可能性があります。

純アルコール30gとは大体ビール大瓶1本、日本酒1合、焼酎1/2合

NAFLD=単純性脂肪肝+NASH

5. 特定成因脂肪性肝疾患(Specific Aetiology SLD)
6.成因不明脂肪性肝疾患(Cryptogenic Steatotic Liver Disease)

・Steatotic Liver Disease(SLD):脂肪性肝疾患
・Metabolic Dysfunction Associated Steatotic Liver Disease(MASLD):代謝機能障害関連脂肪性肝疾患
・Metabolic Dysfunction Associated Steatohepatitis(MASH):代謝機能障害関連脂肪肝炎
・Alcohol Associated (Related) Liver Disease(ALD): アルコール関連肝疾患
・MetALD :代謝機能障害アルコール関連肝疾患

検査

血液検査:AST、ALT値、γGT値、血小板数、FIB4

画像診断:腹部超音波やCT

治療

肪肝の治療は、節酒、食事療法と運動療法です。
節酒:飲酒量は1日1合以内とし、週に2日以上は休肝日にします。
食事療法:脂質と糖質を減らして低カロリーを心がけ、魚や野菜中心とする。間食を控え、規則正しい時間に食事をとる。
運動療法:有酸素運動と、週3回ほどの筋肉トレーニングを取り入れる。

参考資料

FIB-4 indexによるリスク判定

FIB-4 indexはALT、AST、年齢、血小板という日常臨床で使う検査項目から計算できた指数です。肝臓の線維化だけでなく、予後や合併症を予測するのに有用なマーカーです。

FIB-4 indexで層別化した各リスク群新規肝関連疾患の年率

種類

FIB-4

年率

低危険度

<1.30

1倍

中間危険度 1.30~2.67 4.34倍
高危険度

≥2.67

32.6

アルコールの種類・糖質・アルコール量・カロリーについて

種類(mL)

糖質(g)

アルコール(g)

エネルギー

(Kcal)

ビール350 10.8  17.5 145
発泡酒350 11.4  17.5 159
日本酒180 7.5 27 186

焼酎(25度)

100

0 25 142
ウイスキー
60
0 20 142

赤ワイン200

 3

24

146
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