下肢静脈瘤|神戸市兵庫区|湊川ファミリークリニック|湊川駅徒歩5分の内科・糖尿病内科・消化器内科

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下肢静脈瘤

下肢静脈瘤|神戸市兵庫区|湊川ファミリークリニック|湊川駅徒歩5分の内科・糖尿病内科・消化器内科

下肢静脈瘤とは、下肢の静脈が状に拡張して血管がボコボコと浮き出る病気です。

症状

静脈瘤の程度によって症状が異なります。

軽度:ほとんど症状なし、あるいは軽いむくみやほてり感

中等度:だるさ、疲労感、こむら返りなど

重度:激しい痛み、湿疹、色素沈着、潰瘍形成など

静脈瘤の分類

下肢静脈瘤には大きく分けて3種類があります。

伏在静脈瘤皮下の大伏在静脈や小伏在静脈が拡張し、太くうねりながら浮き出る

網状静脈瘤:中程度の太さの静脈が網目状に広がり、比較的皮膚に近い部分で見られる

クモの巣状静脈瘤:細い静脈がクモの巣のように広がり、赤紫色に見えることが多い

治療法

1 保存的治療(生活習慣の改善)

症状が比較的軽度な場合には、生活習慣の改善、や弾性ストッキングの着用は有用です。特に弾性ストッキングは血液の逆流を抑え、足のむくみや疲労感を軽減し、病状の進行を遅らせます。肥満が原因となっている場合は体重管理も重要です。

生活習慣のポイントとしては

  • ・長時間同じ姿勢を続けない
  • ・定期的にストレッチや屈伸運動を取り入れる
  • ・むくみを感じたら足を高くして休む
  • ・塩分を控えめにし、バランスの良い食事を心がける

    弾性ストッキング選択のポイント

     ・圧迫度合い:弱圧~強圧まで様々
     ・サイズ:足首、ふくらはぎ、太もも周囲のサイズに応じ選ぶ
     ・種類(丈の長さ):ハイソックスタイプ、ストッキングタイプ、パンティストッキングタイプなど

    医療用弾性ストッキングの種類と選択、各種弾性ストッキングの長所と短所、効果と目的に合わせた圧迫圧の選択、禁忌と慎重な使用が必要なケース、弾性ストッキング着用時に注意すべき合併症などについて詳しい知りたい方は、https://www.almediaweb.jp/varix/stockings.htmlをご参照してください。

    2 硬化療法

    硬化剤を拡張した静脈に注入し、血管内で炎症を起こして血管を閉塞させる治療法です。小さな静脈瘤やクモの巣状静脈瘤に適し、比較的短時間かつ局所麻酔で行えることから患者さんの負担も少なく済みます。

    3 レーザー治療・高周波治療

    血管内にカテーテルを挿入し、血管を内側から焼灼して閉塞させる「血管内レーザー治療」や「高周波治療」が主流です。切開が少なく、術後の傷跡も最小限に抑えられるため、美容面や回復の早さの点でメリットが大きいです。

    4 外科的手術

    血管内治療が適さない症例や、伏在静脈が大きく拡張している場合には、種々s津が検討されます。皮膚を切開して拡張した静脈を抜去(ストリッピング)する方法は一般的です。