肥満の原因には食べ過ぎ飲み過ぎ以外にも、遺伝的体質、運動不足、基礎代謝の低下やストレス、不規則な生活なども関与しています。食べ過ぎてしまうと摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、残ったエネルギーは貯蔵に回されます。この貯蔵されたエネルギーが体脂肪や内臓脂肪へ変わり肥満に繋がります。また、運動が不足すれば消費エネルギーが減り、普通の食事量でも太る原因となってしまうこともあります。便利でおいしい食べ物ほど、保存料や添加物も多く、これらが肥満の原因になることもあります。

具体的な原因：

食べ過ぎ飲み過ぎ

• 早食い・ドカ食い
• ストレスを食事でいやしてしまう
• 買い物が多めにする癖がある
• もったいなくて、残さずたべてしまう
• おなかがすかなくてもついたべてしまう
• 付き合いが多く、おさけや高脂肪料理がおおい

不規則な生活

• 三度の食事の時間が不規則
• 夜遅くまで飲み食いしている
• 朝は眠い、食欲ない、たべたくない
• 好き嫌いが多く、バランスよく食べられない

運動不足

• 仕事や家事で忙しい
• 運動するのに適当な場所がない
• 階段を使わず、いつもエレベーター
• 車や電車は非常に便利です
• 自分にできる運動が見つからない
• 簡単な運動から始めると良い

 

　　肥満は高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝のリスクを高めることが知られています。特に2型糖尿病は、肥満が直接的な要因として関連しています。その他にも、睡眠時無呼吸症候群や関節疾患、さらには特定のタイプの癌（乳癌、結腸癌など）のリスクも高まるとされています。また肥満に伴う社会的偏見や孤立感は、うつ病や不安症の原因となることがあります。したがって、肥満症は身体的だけでなく、精神的な健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。健康を維持するためには、肥満の予防や治療に取り組みましょう。