ビタミンの種類と効能
大分類 |
種類 |
効能 |
欠乏症 |
脂溶性 ビタミン (4種類) |
A |
視機能の維持、肌のターンオーバーの促進、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生の促進 |
夜盲症、角膜乾燥症、皮膚の乾燥、免疫能の低下など |
D |
小腸や肝臓でカルシウムとリンの吸収を促進する |
くる病(小児)、骨軟化症(成人)、骨粗しょう症や骨折など |
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E |
抗酸化作用 |
不妊、溶結性貧血、腎障害、筋萎縮など |
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K |
血液凝固因子の活性化、骨形成を調節 |
血液凝固の遅延 |
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水溶性 ビタミン (9種類) |
B1 |
グルコース代謝とアミノ酸代謝などに関与 |
脚気、ウェルニッケ脳症(特にアルコール依存症の方)など |
B2 |
エネルギー代謝に関与 |
口内炎、口角炎、脂漏性皮膚炎など |
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ナイアシン |
ATP産生、脂肪酸の生合成、ステロイドホルモンの生合成などに関与 |
ペラグラ(皮膚炎、下痢、精神神経症状) |
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B6 |
アミノ基転移反応、脱炭酸反応、ラセミ化反応などに関与する酵素の補酵素 |
ペラグラ様症候群、脂漏性皮膚炎、舌炎、うつなど |
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B12 |
奇数鎖脂肪酸やアミノ酸(バリン、イソロイシン、トレオニン)の代謝に関与 |
巨赤芽球性貧血、 末梢神経障害 |
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葉酸 |
DNAやRNAの合成に関与 |
巨赤芽球性貧血 |
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パントテン酸 |
糖及び脂肪酸代謝に関与 |
成長障害、胃不快感を伴う食欲不振 |
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ビオチン |
ピルビン酸カルボキシラーゼの補酵素 抗炎症物質を生成(アレルギー症状緩和) |
乳酸アシドーシス、免疫不全症、糖尿病、食欲不振 |
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C |
コラーゲン合成に関与、抗酸化作用 肌の保湿や新陳代謝促進、日光の害の防止など |
壊血病、皮下出血 |
主な作用と期待できる効果
疲労の改善効果・・・・・・・・疲れや倦怠感を改善する
老化抑制効果・・・・・・・・・加齢で体力の減退を遅らせる
免疫力をアップする・・・・・・免疫力低下やアレルギー体質を改善する
皮膚状態の改善・・・・・・・・皮膚トラブルやアトピー性皮膚炎を改善する
神経症状の改善・・・・・・・・神経痛やしびれを改善する
栄養アンバランスの改善・・・・素食主義や偏食の方の栄養バランスを整える
造血作用・・・・・・・・・・・貧血を改善する