有害金属|神戸市兵庫区|湊川ファミリークリニック|湊川駅徒歩5分の内科・糖尿病内科・消化器内科

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有害金属

有害金属|神戸市兵庫区|湊川ファミリークリニック|湊川駅徒歩5分の内科・糖尿病内科・消化器内科

アルミニウム(Al)

侵入経路
• 水道水
• 鍋や一部の包装材料(食品包装用アルミホイルやアルミトレイ)。缶詰食品や缶入り飲料。
• 卵白から製造される食品に使用される顔料、抗凝固剤としての食品添加物。乾燥粉末食品(粉末ミルク、コーヒーおよびスープ、塩および精製業務用チーズ)。
• 一部の歯磨き粉やデオドラント製品などの化粧品。
• ほとんどのワクチン
• 一部の薬剤、多くの制酸剤(水酸化アルミニウムやマーロックスMaalox)。
過剰
• 脳毒性あり、記憶力低下や認知症の原因となる可能性がある。
• CaおよびPの吸収を阻害する可能性がある。そのため、骨の成長が妨げられたり(くる病)、骨密度が減少したりする(骨粗鬆症)。
• 筋肉痛、貧血、消化器疾患、肝機能障害、疝痛および腎不全の原因となる可能性もある。
• 軽微な発熱を伴う筋肉痛および疲労を症状とする炎症性筋肉疾患(マクロファージ性筋膜炎)。
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因。

アンチモン(Sb)

侵入経路
• アンチモンはポリエチレンテレフタレート(PET)の重合触媒として使用されることから、PETのようなプラスチック容器に保存されたミネラルウォーターに含まれるアンチモンの存在が主要汚染経路である。アンチモンの濃度はミネラルウォーターがプラスチック容器に保存された時間に比例する。
• アンチモンは多くの合金の組成に使用され、合金の硬度および耐腐食性を高める。
• 繊維製品にも難燃剤として使用されている。
過剰
• 上気道の炎症(鼻炎、咽頭炎、気道炎)
• 心血管系障害(高血圧、不整脈など)
• 消化器疾患(胃腸炎)
• 神経障害(頭痛、精神的不調など)
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因

銀(Ag)

侵入経路
1. 銀を扱うことが必要な写真家や宝石職人などの専門職
2. 接触を通じて皮膚や粘膜を介した長期間の銀塩吸収がおきる。
3.薬剤:座薬、点鼻薬、点眼薬、皮膚消毒薬、硝酸銀、胃被覆材などに含まれる。

銀過剰
• 青っぽい又は黒っぽい皮膚色素沈着(銀沈着症)
• 呼吸困難
• 動悸
• 浮腫
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因

ヒ素(As)

侵入経路
• 生物圏に広く分布する微量元素である。地域によっては、土壌・水に含まれるヒ素濃度が非常に高くなっている。
• 殺虫剤として農業に使用されている。主に穀物(米又は小麦)、野菜および魚介類に含まれている。
• ガラスや顔料といった産業、電子機器および合金など。
ヒ素過剰
• 脱力感、眠気
• 頭痛、発作
• 筋肉痛
• 末梢神経障害

バリウム(Ba)

侵入経路
バリウムは我々の環境には存在しない。土壌ならびにナッツ類、海藻、魚および一部の食物にのみ含まれる。バリウム産業の労働者はバリウム曝露のリスクが高くなる。
• 自動車の点火装置を目的とするニッケル‐バリウム部品のための
• 潤滑油、殺虫剤、腐食防止剤、掘削流体、硬水軟化剤および砂糖産業、ならびに紙
• 合成ゴムの加硫、動物性および植物性油の精製、ならびにフレスコ画の塗装
• 人工大理石、光学ガラスおよび電極の製造
• 顔料、ニスおよび色ガラスの製造
• 塗料の製造および繊維工業の仕上げならびにアルミニウムの精製
■過剰
• 筋肉への長期刺激作用であり、主に収縮を増大させる:
  o 心臓、不規則な収縮、期外収縮、狭心症
  o 消化管:腹部の痙攣
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因

ベリリウム(Be)

侵入経路
ベリリウムは多くの産業界(治金、航空宇宙、宝飾、歯科、光学、電子機器廃棄物リサイクルなど)に存在する。最もリスクが高い産業部門は以下のとおりである。
• 金属加工業界:一部の合金に含まれる
• 電子部品製造業:CFL(省エネ電球)
ベリリウム過剰の徴候:
過剰
• 刺激性、アレルギー誘発性かつ発癌性物質(消化器系癌)である。
• ベリリウム中毒は職業病として知られ、以下の特徴を有する呼吸器疾患である慢性ベリリウム症の原因となる。
  o 進行性呼吸不全
  o 体重減少、疲労
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因である。

ビスマス(Bi)

侵入経路
ビスマスは鋳鉄溶接製造ならびに毒性が低いトリ用ペレットや魚釣り用のおもりといった可溶性合金に使用されている。製薬業界でもいくつかのビスマス化合物が製造、使用されている。
• Rectovasol 抗痔薬
• いくつかの抗Helicobacter pylori抗潰瘍薬
■過剰
• 無気力
• 記憶喪失
• 不眠症
• 頭痛

カドミウム(Cd)

侵入経路
• 喫煙者にとっては主要なカドミウム曝露源は喫煙によるものである。
• 非喫煙者にとって主要なカドミウム摂取源は食物である。食品に微量のカドミウムが含まれているためである。土壌に含まれるカドミウムは容易に野菜に吸収される。また、カドミウムは自動車の排ガス中にも認められる。
• カドミウムの主な用途:
  o 充電式ニッケル・カドミウム電池、太陽電池
  o 電子機器類
  o 顔料としてプラスチック、ガラス、陶磁器
  o 画家の絵の具
  o 金属および合金に耐腐食性を付与するコーティング
カドミウム過剰
• 慢性気管支炎の既往がない肺気腫
• 腎不全
• 骨折リスク増大
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因

水銀(Hg)

侵入経路
• 歯科用アマルガム、ワクチンの保存料
• 魚および甲殻類
• プラスチック
• 印刷用インク、一部の塗料
• 有機水銀系農薬
• ネオン電球、省エネ電球
■水銀過剰
• 筋肉振戦、麻痺、痙攣
• 流涎、口内炎、歯周炎
• 小児における多動性および注意障害
• 自閉症
• 疲労
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因

ニッケル(Ni)

侵入経路
1. 吸入:金属加工業の労働者あるいは大都市および工業地帯
2. 摂食:歯科用アマルガム
3. 接触:宝石類の使用、ニッケルを含有するコインの取扱い
4. 医療処置:整形外科用インプラント、歯科用ブリッジ、人工心臓弁、心臓ペースメーカ。

ニッケル過剰

・アレルギー誘発:皮膚炎や喘息など
・発癌性:慢性中毒は呼吸器腫瘍(鼻腔および肺の癌)や白血病の罹患リスクを上げる
・免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因。

プラチナ(Pt)

侵入経路
• 特定の癌の治療に使用されるシスプラチンの組成の一部
• 宝石類、熱電対の製造および電極の電気抵抗、ならびに触媒(精油、触媒)として歯科用合金、いくつかの写真処理などに使用されている。

プラチナ過剰
• 皮膚の炎症
• 呼吸器の炎症
• 聴力障害
• 免疫系に対する破壊作用:自己免疫疾患の主原因

鉛(Pb)

侵入経路

•自動車の鉛蓄電池
• 建設部門で使用される鉛シート
• PVCプラスチック
• 弾薬
• クリスタルガラスおよび陶磁器
• 魚釣り用のおもり
• 古い送水管
• 一部の毛髪染料

■鉛過剰
• 神経系への作用:
  o 行動障害:多動、注意欠陥障害
  o 精神遅滞
• 骨髄および血液への作用:鉛はヘモグロビン合成に必要ないくつかの酵素を阻害する。これらの血液作用によって赤血球数減少および貧血が生じる。
• 消化器系:便秘又は下痢、口内の金属味、腹痛又は腹部の痙攣。
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因

タリウム(Tl)

侵入経路
タリウム化合物は赤外線分析装置、クリスタルなどの光学系、フォトセル、ランプおよび電子部品に使用されている。また、ガラス温度計や一部のスイッチにおいて水銀と結合して認められる。半導体および心筋造影に関する研究でも使用されている。げっ歯類の駆除に時折使用されることもある。
過剰
• 疲労、食欲不振
• 頭痛
• 抑うつ
• 関節痛
• 抜け毛
• 視覚障害
• 免疫系に対する有害作用:自己免疫疾患の主原因

トリウム(Th)

侵入経路
•軍事区域でトリウムが食物、水および空気を汚染している地域がある。
• 鉱山で働く者
• 工業:セラミック、アーク溶接電極、核燃料

トリウム過剰

特異的な臨床徴候はないが、トリウムには遺伝物質を変化させる能力があり、特に肺癌、膵臓癌、肝臓癌および骨肉腫になりやすいと考えられるものとして扱わなければならない。

ガドリニウム(Gd)

侵入経路:造影剤、光磁気ディスク、磁石、記録ヘッド、電気部品など
毒性:単体は呼吸、心拍または筋肉収縮などの特定の代謝過程でCaと競合することは人体に害をもたらしています。持続性頭痛、骨、関節、腕、脚の激しい痛み、認知障害、意識混濁(「脳霧」)、悪心および嘔吐、軟部組織、腱および靭帯の肥厚、手足のこわばりなどの症状を引き起こす。現在単体でない形でMRIの造影剤としてのみ使用されます。腎性全身性線維症(NSF)や脳などへの微量残留することが報告され、そのためGd造影剤は腎機能不全患者に禁忌とされています。

スズ(SN)

侵入経路:缶詰、海産物、有機スズ含有製品
毒性:無機スズは缶詰など日常で目にするものに多く使われており、生体への毒性も比較的低いです。無機スズ中毒は何らかの理由で缶詰(無塗装ブリキ缶)のメッキが腐食されスズが食品中に多く溶出された場合に起こることがあります。
有機スズは殺生物剤や触媒として使用されておりが、各国で規制されています。有機スズ化合物は中枢神経障害、脳浮腫、四肢の脱力や全身の震えを引き起こす可能性があります。